2025/12/19 19:00

「シャンプーでは落ちないけど、コンパウンドを当てるほどでもない…」
そんな グレーゾーンの水垢・黒い筋・油膜汚れ に迷ったことはありませんか。

  • 雨上がりに出てくる白い筋

  • リアゲートまわりの黒いスジ

  • 洗っても残る、うっすらした膜っぽいザラつき


ここで多くの方が手に取るのが、

  • 強酸系の「水垢クリーナー」

  • 研磨成分入りのコンパウンド

です。


「効く」のは分かっている。
でも、コーティング車や濃色車だと
“コーティングや塗装が剥がれたらどうしよう” という不安も同時についてきます。


アペックスのメンテナンスクリーナーは、
その一歩手前で 削らずに“戻す”ためのリセット用ケミカル です。



強酸・コンパウンド系クリーナーの“あるある”

まず、競合になりやすい商品たちの特徴を整理しておきます。

強酸系水垢クリーナー

  • 水垢(水道水のミネラル)には確かに強い

  • pHが低く、塗装や金属との相性によってはリスクあり

  • 作業環境やマスキングが甘いと「効きすぎる」ことも


コンパウンド入りの汚れ落とし

  • 軽研磨で「ならして消す」方向性

  • コーティング被膜ごと薄くしてしまう可能性

  • 部分ごとに当てると、後から「そこだけツヤ感が違う」問題


このあたりを一度でも経験していると、

「もう少し手前で、削らずに戻せないか?」

という感覚が自然と出てきます。



Apecsメンテナンスクリーナーの立ち位置

そこでApecsのメンテナンスクリーナーは、

  • 強酸で溶かすでもなく

  • コンパウンドで削るでもなく

「分解+乳化で、汚れだけをクロス側に引き取る」 方向に振っています。


  • シャンプーでは落ちきらない

  • でも磨きに出すほど深刻ではない

そんな 軽度〜中度の水垢・黒い筋・油膜 に対して、

1)まずは汚れをゆるめる
2)クロス側に抱え込ませる
3)塗装面は極力ノータッチに近い状態で残す

という考え方です。


「DIYでできる範囲」と「プロに任せるべき範囲」の間を、きちんと埋める一本
その“中間ゾーン”を任せるために作ったのが、このメンテナンスクリーナーです。



汚れを“層”で見ると整理しやすい

少し視点を変えて、ボディの汚れを
3つの層(レイヤー) で考えてみます。

  1. シャンプーで落とす層

  2. メンテナンスクリーナーで戻せる層

  3. 研磨・再コーティングでしか戻らない層


1.シャンプーで落とす層

  • ドライ後には残っていてほしくない“日常汚れ”

  • 砂・ホコリ・花粉・軽い油分

ここを落とすのは、中性〜弱アルカリのシャンプーの役割です。
「残してはいけない汚れを残さない」 のがシャンプーゾーン。


2.メンテナンスクリーナーで戻せる層

  • 雨跡の白い筋

  • ドアミラー下の垂れジミ

  • リアゲートの黒い筋

  • 軽度の水垢・うっすらした油膜

ここは、被膜を極力触らずに戻したいゾーン
Apecsメンテナンスクリーナーの守備範囲です。


3.研磨・再コーティングでしか戻らない層

  • 焼けて固着した輪ジミ

  • 塗装やクリア層の変色

  • 過去の研磨跡が透けてきている状態

ここは、もはやケミカルだけではどうにもならない領域。
プロの磨き・再コーティングの出番 です。


メンテナンスクリーナーは、
この「2番目の層」だけを狙うように設計しています。



攻めすぎないための“線引き”

ここからは、実際に使うときの考え方です。


どこまで自分で攻めて、どこから先は引くか。
これを決めておくだけでも、ケミカルの事故リスクはかなり減ります。


まずはテストスポットから

いきなり広い面に使うのではなく、

  • 目立ちにくい場所で

  • 5cm四方くらいをテスト

  • 1〜2ストロークだけなでて様子を見る

これで「効き具合」と「抜け方」のイメージを掴みます。


変化が薄いところは“深追いしない”

  • 2〜3回なでてもほとんど変化がない

  • 濡らした状態でも輪郭がハッキリ残る

  • 斜めからの光で見ても「シミそのもの」が見える

こういう汚れは、すでに 3番目の層 に入っている可能性が高いです。


その場合は、メンテナンスクリーナーで粘りすぎず、
「ここから先はプロに任せるラインだな」と割り切ったほうが、
結果的にクルマ全体をきれいに保ちやすくなります。



実践ステップ:リセット洗車の組み立て方

理屈だけだとイメージしづらいので、
実際の手順を流れでまとめておきます。


1.シャンプー洗車で“ゼロスタート”を作る

  • 中性カーシャンプーでたっぷり泡立てる

  • スリット入りスポンジで直線洗い

  • 細部の砂やホコリをしっかり流してからドライ

ここまではいつもの洗車と同じです。
砂や固形物が残っている状態でのケミカル使用はNG です。



2.テストスポットで効き具合を確認

  • 目立ちにくい位置(リアバンパー端など)で5cm四方をテスト

  • クロスにメンテナンスクリーナーを少量取り、1〜2ストロークだけなでる

  • 拭き取り後、照明や斜めの光で変化をチェック

ここで「どれくらいの力加減・回数で抜けるか」を掴んでおくと、
本番の作業がかなりやりやすくなります。



3.気になる“ライン”から優先的にリセット

  • ドアミラー下の白い涙スジ

  • リアゲートまわりの黒い縦筋

  • 給油口まわりのモヤッとしたくすみ

こういった「目に入りやすいライン」を優先してケアしていきます。


  • クロスは必ずきれいな面を使う

  • 汚れの流れに沿って、一方向でスッとなでる

  • 抜けたら深追いせず、他のラインへ移る

“パネル全体をゴシゴシ”ではなく、
気になるラインを少しずつ消していくイメージ です。



Apecsメンテナンスクリーナーを選ぶ理由

ここまでを一言でまとめると、Apecsのメンテナンスクリーナーは

「削らず・攻めすぎず・でもちゃんと戻す」ための1本

です。


  • 強酸・強アルカリ・ゴリゴリ研磨に頼る前の“調整ゾーン”を担当

  • コーティング施工店の現場感覚から逆算した「やりすぎない」設計

  • 「ここまでは自分で戻す」「ここから先はプロに任せる」の線引きをしやすくする


市販の水垢クリーナーを一通り試してきた方ほど、
この 「攻め方と引き方のバランス」 の違いを感じていただけると思います。



今回ご紹介したアイテム


あわせて読みたい関連記事

雨上がりに水道水はNG?純水すすぎで水ジミを未然に防ぐ
冬の洗車はココが違う|中性シャンプーで被膜を守る理由