2024/01/20 00:30
最も洗車への気が重くなる季節。
"冬"
洗車好きな方とお話をしていても「この時期(冬)は洗車の回数が減るんですよね〜」という声を多く耳にします。
その原因は凍えるような寒さだけではなく、クルマが汚れやすいことも理由の一つではないでしょうか。
特に厄介な汚れとなるのが、雪が降った際に道路に撒かれる『融雪剤』
今回は融雪剤をテーマに、ボディに付着した際の恐ろしい影響や、洗車での正しい除去方法をご紹介します。
普段は融雪剤に馴染みのない方も、出先などで融雪剤が付着した際に必ず役立つブログとなっています!
融雪剤は何のために撒かれるのか
冬場は道路の凍結を防ぐため、一般道路や高速道路に塩カルが散布されることがあります。
散布は雪が降った後だけではなく、雪が積もる前に撒くことで、積雪を防ぎます。
融雪剤は凍結による交通事故など、道路上の危険を防止する大切な役割を担っています。
融雪剤に使用される塩カルとは?
融雪剤を「塩カル」と呼ぶ方も多いのではないでしょうか。
融雪剤に使用される塩カルとは、そもそもなんなのか。
融雪剤に使用される成分には、塩化マグネシウム、塩化ナトリウムなどが含まれています。
その中でも、融雪剤の主成分となるのが“塩化カルシウム”です。
融雪剤を放置するとどうなるのか
・金属パーツの腐食
ボディに付着した融雪剤(通称:塩カル)を放置した場合、美観を損ねるだけではなく、金属パーツの“腐食”にも繋がります。
塩カルには金属を腐食させる性質があるため、付着したままにしてしまうと、金属部分の腐食だけではなく、塗装の劣化の原因にもなります。
これは融雪剤だけではなく、海沿いにお住まいの方にも共通することです。
くれぐれも長期的な放置にはご注意ください。
融雪剤の落とし方
放置をしてしまうと車に大きなダメージを与える融雪剤。
では、その融雪剤を一体どうやって洗い落とすのか。
[Step1]水で塗装表面の汚れを除去
水をたっぷりと使用し、ボディ全体を濡らします。
この際に注意をしたいのが、下回りもしっかりと濡らすことです。
高圧洗浄機を使用できる環境であれば、水圧で足回りや下回りなどの、融雪剤が付着しやすい箇所を念入りに流してください。
[Step2]カーシャンプーで融雪剤を洗浄
水で塗装表面の融雪剤を洗い流した後は、カーシャンプーの出番です。
融雪剤の主成分でもある、塩化カルシウムは水やお湯で簡単に溶かすことができます。
しかし、水やお湯だけでは成分が残ってしまうため、カーシャンプーを必ずご使用ください。
特に融雪剤を落とすときのカーシャンプーは、洗浄力が高いものがおすすめです。
表面に砂埃や水アカが付着した時とは異なり、融雪剤の成分をしっかりと洗い落とすことのできる『弱アルカリ性 マイク
ロバブルカーシャンプー』がオススメとなります。
・マイクバブルカーシャンプーがオススメなワケ
①洗浄力の高さ
弱アルカリ性のマイクロバブルカーシャンプーは塗装表面の油汚れやホイールに付着した泥汚れ・ブレーキダストなどの固着しやすい汚れを除去するために開発をしています。
高い洗浄力が塩カルなども分解除去します。
②摩擦力を軽減する為の特殊成分配合
塗装表面を滑らかすることで摩擦力を軽減し、洗車中のキズのリスクを軽減します。
雪道走行後のボディは泥や砂が付着しており、汚れを引きずり傷になることがあります。
マイクロバブルカーシャンプーは泡が汚れを包み込むだけではなく、摩擦力を軽減しているので、悪路走行後のボディも安心して洗車をしていただけます。
[Step3]洗車スポンジに手は添えるだけ
融雪剤を洗車で落とす時に注意をしていただきたいことが、『決して力を入れないこと』
洗車時の大切なポイントは『スポンジではなく、カーシャンプーの泡で洗うイメージ』をすることです。
スポンジで汚れを落とそうと、何度もゴシゴシとスポンジを動かしてしまう方もいます。
しかし、スポンジに力を加え、洗ってしまうと、手洗い洗車のキズになってしまいます。
雪道を走行後のボディには、目には見えない微細な埃が残っている可能性も高く、力を加えてしまうと傷になる恐れもあり、せっかくの手洗い洗車が台無しになることも。
私たち"クルマをキレイにするプロ"がオススメしている洗い方は、スポンジにシャンプーの成分を含ませ、タップリの泡を使いながら洗うこと。
タップリの泡をスポンジと塗装表面の間に挟むことで、汚れ落ち◎・洗いやすさ◎、洗車キズ減◎と、ワンランク上の洗車を楽しんでいただけます。
[Step4]最後までしっかり!拭き上げ工程
洗車時の超重要工程。
それが"拭き上げ"です。
特に冬場の洗車は水が凍ってしまうこともあり、無理に拭き上げをしようとすると傷になる可能性も。
素早く拭くコツは“吸水性の良いクロス”を使うこと。
拭き上げを素早く行うことには限界があります。
吸水性の良いクロスを使用し、拭き上げの負担を減らしましょう。
融雪剤が付着しないことが理想ではありますが、避けることができない場合があります。
そんな時は融雪剤による影響を極力なくすべく、定期的な洗車が効果的となります。
寒さ厳しい季節ではありますが、月に1~2回の洗車がおすすめとなります。
融雪剤の影響から、皆さんの大切な愛車を方法、それが『洗車』です。
本ブログが少しでも皆さんのお役に立ち、愛車を長く、綺麗にお乗りいただければ幸いです。
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