2025/12/12 19:00

親水と撥水、名前は知っているけど違いがよく分からない

「親水」と「撥水」。

コーティングや簡易コートの説明でよく見かける言葉だと思います。

ただ実際には、

・自分のクルマにはどっちが合っているのか
・冬に向いているのはどちらなのか

まで、イメージできている方は多くありません。


なんとなく「撥水=水玉コロコロで気持ちいい」という印象だけで選んでしまい、

・ボディに白い輪ジミが増えた
・冬の朝、ガラスの見え方に違和感がある

と感じている方も少なくないはずです。


今回は、

「親水VS撥水どっちが正解?」を冬の保管環境から考える

というテーマで、
Apecsの 親水用コーティング剤・リキッド撥水用コーティング剤・リキッド を例にお話しします。



まず整理したい「親水」と「撥水」の基本

ざっくりとしたイメージを一度そろえておきます。

撥水(はっすい)のイメージ

・水が丸い玉になってコロコロ転がる
・雨の日に走ると、水がビューッと飛んで気持ちいい
・写真映えするので“見た目の気持ちよさ”が分かりやすい

その一方で、

・丸い水玉がその場で乾きやすい
・水玉の輪郭が、白い輪ジミとして残りやすい

という弱点もあります。


親水(しんすい)のイメージ

・水がベターっと「膜」のように広がる
・水玉になりにくく、表面に均一に乗る
・水滴の輪ができにくく、水ジミになりにくい方向

その一方で、

・コロコロ弾く爽快感は控えめ
・濡れている間、ボディが「常にしっとり見える」と感じる人もいる

という一長一短があります。


どちらが絶対正解、というよりも、

「自分の保管環境」と「仕上がりの好み」に合っているかどうか

で考えていくのがポイントです。



冬ならではの「親水/撥水」の注意点

冬は、夏とは条件が大きく変わります。

・気温が低く、水が乾きにくい
・地域によっては塩カルや融雪剤が飛ぶ
・早朝や夜間に運転する機会が増える

この状態で、
見た目だけで親水/撥水を選ぶと、あとでストレスを感じることもあります。


冬の撥水あるある

・ボディに残った水玉が、そのまま凍る
・日中に解けても、水玉の輪ジミが残りやすい
・フロントガラスはワイパーとケンカして
 ビビりや見えにくさにつながることがある


冬の親水あるある

・フロントガラスはワイパーとの相性が良く、
 視界が安定しやすい
・ボディは「しっとり濡れているように見える」と
 感じる人もいる
・水が引くまでに少し時間がかかることがある


こうした特徴を踏まえたうえで、
ここからは 保管環境別 に考えていきます。



青空駐車メインなら「水ジミリスク」から逆算する

まずは、もっとも多いであろう

・自宅は青空駐車場
・職場も基本は屋外

という 青空駐車メイン のケースです。


この環境では、
雨あがりや夜露のあとに、

・ボディの上で水がじっくり残る
・そのまま太陽に焼かれやすい

という状況が増えます。


つまり、

「水ジミになりにくいかどうか」

を優先して考えた方が安心です。


青空駐車 × 冬なら

・ボディ全体は 親水寄りの仕上がり をベースにする
・どうしても撥水のコロコロ感を楽しみたい部分は
 サイドパネルや下回りなど、ジミが目立ちにくい場所だけ

という考え方が相性が良いです。


Apecsの親水用コーティング剤・リキッド は、
洗車の拭き上げ時にクロスへ1〜2プッシュしてなじませるだけで、

・水が膜状にスッと広がる
・水玉の輪ジミになりにくい方向へ整える

という“冬の青空駐車向き”の性格を持っています。



屋根付き・ガレージメインなら「好み」で選びやすい

次に、

・カーポートやガレージ保管がメイン
・通勤先も立体駐車場や屋根付き駐車場が多い

という 屋根付き環境メイン のケースです。


この場合、

・ボディに水が乗っている時間が短い
・雨に打たれたまま放置される時間も少なめ

となるため、水ジミリスクは比較的抑えやすくなります。


そのぶん、

・ボディは 撥水の気持ちよさ重視 で選ぶ
・気になる部分だけ、洗車頻度や純水すすぎでフォロー

という選び方もしやすくなります。


Apecsの撥水用コーティング剤・リキッド は、
同じく拭き上げ時にクロスへ2プッシュして使うことで、

・コロコロ弾く撥水感
・思わず笑みがこぼれるようなツヤ

を楽しみやすいように設計しています。


屋根付き環境が多い方なら、
冬でも「撥水を楽しみながら、
気になる部分だけケアを足す」というバランスが取りやすいです。



フロントガラス・ボディ・ホイールで考え方を分ける

親水か撥水かを考えるとき、「どの部分にどう効いてほしいか」を分けて考えるのも大事です。

フロントガラス

・ワイパーが常に動く
・ドライバーの視界そのもの

という特性があるため、
冬は特に 親水寄りの考え方 と相性が良いです。

水玉がコロコロ残るよりも、
水膜がスッと引いていく方が視界は安定しやすくなります。

※ガラス面への施工可否は、
 それぞれの商品説明と注意事項に従ってください。


ボディ

・青空駐車か屋根付きか
・水ジミがどこまで許容できるか
・見た目の好み

これらを総合して、

・青空駐車メイン → 親水リキッドを軸に
・屋根付きメイン → 撥水リキッド寄りでもOK

というざっくりの方針を決めておくと、
商品選びがスムーズになります。


ホイール

ホイールは、

・ブレーキダスト
・泥はね
・融雪剤

など、かなり過酷な場所です。

Apecsの親水/撥水リキッドは、
ホイールにも使用でき、

「汚れが付きにくく、
次回洗車でスッと落ちてくれる」

という感想を、
カーディーラーの営業さんからもいただいています。

専用品のように“ホイールだけ”ではなく、

・ボディにも
・ホイールにも

共通の考え方で使えるのは、
現場発の簡易リキッドならではのメリットです。



Apecsが「耐久◯ヶ月」と言わない理由

市販の簡易コーティングを見ると、

・「○ヶ月持続」
・「○回分施工できる」

といった分かりやすい耐久表示が多いです。


一方で、
Apecsのリキッドには
そういった数字がほとんど出てきません。


これは、

「自信がないから書かない」のではなく、
 プロの現場として大切にしていることが違う

と考えていただくのが近いです。


Apecsは、
もともとガラスコーティング施工を本業とするカーコーティング専門店です。

特に、コーティング前の

・ポリッシャーによる磨き
・塗装面の下地づくり

には強いこだわりがあり、その仕上がりはお客様からも高い評価をいただいています。


そのうえで、

「この仕上がりそのものを、
自宅で簡単に完全再現してください」

とは、Apecsは言いません。


むしろ、

・施工で作り込んだベースの被膜を大事に育ててほしい
・その日常ケアとして、拭き上げ時に数プッシュ足す“道具” を用意したい

という考え方でリキッドを作っています。


だからこそ、

・何ヶ月持つかだけを切り取って数字で競うのではなく
・「次の洗車のとき、汚れがどう落ちるか」
・「冬の保管環境で、水ジミや手入れの手間がどう変わるか」

といった 実際の暮らしの中での使いやすさ
重視しているのがApecs流です。



親水用/撥水用リキッドの選び方の目安

ここまでを踏まえて、
簡単なチェックリストを置いておきます。

当てはまる数が多い方を、
まず1本目の候補にしてみてください。


親水用コーティング剤・リキッドが向いている方

・青空駐車が多い
・ボディの白い輪ジミが気になる
・フロントガラスの視界をとにかく安定させたい
・「常にピカピカ」よりも「トラブルが少ない方」が安心
・洗車の頻度は月1回前後


撥水用コーティング剤・リキッドが向いている方

・屋根付き駐車場やガレージが多い
・水玉コロコロの気持ちよさが好き
・雨の日のドライブも楽しみたい
・ホイールの汚れ落ちをラクにしたい
・定期的に洗車してあげるのが苦にならない


どちらも、

「拭き上げ時にクロスへプッシュしてなじませる」

という基本の使い方は同じです。

迷った場合は、

・まず親水から始めて水ジミの不安を減らす
・環境や好みが定まってきたら撥水も試してみる

という二段構えもおすすめです。



共通の使い方のポイント

最後に、
親水用・撥水用どちらにも共通する
基本の使い方をまとめておきます。


1.通常どおり洗車して、水をしっかり流す
2.ボディが濡れた状態で、拭き上げ用クロスを用意する
3.パネル1枚につき、クロスに1〜2プッシュ吹き付ける
  (※ボディへ直噴は避ける)
4.水気を拭き取りながら、クロスごとコーティングをなじませる
5.気になる部分だけ、最後に軽く仕上げ拭きをする

この「拭き上げ時に数プッシュ足すだけ」という運用なら、

・施工済みコーティングの上からでも使いやすく
・日常の洗車のついでに取り入れやすい

というメリットがあります。



まとめ:正解は「親水か撥水か」ではなく「自分の環境に合っているか」

親水と撥水、どちらか一方が絶対正解ということはありません。

大切なのは、

・冬の保管環境(青空か屋根付きか)
・どこまで水ジミを許容できるか
・どんな見え方や使い心地が好きか

という 自分の条件に合った選び方 をすることです。


Apecsの親水用/撥水用コーティング剤・リキッドは、

・施工実績豊富な専門店のこだわり
・拭き上げ時にクロスへプッシュする現場目線の使い方
・ホイールにも使えて、次回洗車がラクになる実感

といった要素を詰め込んだ、
「専門店クオリティの“日常ケア用ツール”」です。


冬の始まりのタイミングで、

親水派としていくのか、撥水派としていくのか。
あるいは環境に応じて使い分けていくのか。

一度、クルマと保管環境をセットで見直しながら、
自分に合った1本を選んでみてください。