2025/11/14 19:00

強風の翌日は、ボディ全体に見えにくい砂埃が残っています。
この状態でこすると、うっすらとした線キズが入ります。
同じ場所を何度もなぞるほど、粒子を引きずりやすくなります。


今日は、粒子を転がさずに浮かせて逃がすための手順を、解説します。
直線一方向の洗い方と、道具の選び方を押さえるだけで、仕上がりは安定します。
ぜひ最後までご覧ください。

 


洗車傷が入る3つの理由

洗車傷は、粒子(砂・粉じん)と摩擦(こする)と点圧(力が一点に集まる)が重なったときに起きやすくなります。


円を描く洗い方は同じ場所を何度も通過させますので、粒子を抱え込みやすくなります。
直線で一方向に動かすと接触回数を減らせますので、安全性が上がります。

 


先に結論:これだけ守ると安全性が上がります

  1. 上から下へたっぷり予洗いを行います。砂を触る前に落とします。
  2. 弱アルカリ性の微細泡で油分を含む汚れを浮かせます。
  3. スリット入りスポンジで粒子の逃げ道を作り、直線で一方向で洗います。
  4. 洗車面を替えるたびに軽くすすぎます。抱え込みをリセットします。
  5. 仕上げはよく絞った高吸水クロスでひと撫でを行います。拭きムラを抑えます。


30秒で分かる3ステップ手順

[1] 予洗い
 高い場所から低い場所へ水を流します。
 砂を先に落とすことで、以降の工程が安全になります。


[2] 洗う
 バケツで弱アルカリ性マイクロバブルを水で希釈し、十分に泡立てます。
 洗車スポンジで直線一方向、軽い圧で「泡で」洗っていきます。
 面替えごとに軽くすすぐことで、粒子の抱え込みを避けます。


[3] 仕上げ
 上から下へリンスします。(純水を使うとなお良いです)
 高吸水マイクロファイバーで水気を取ります。
 エンブレムやモールの際は水を軽くはじき出してから拭き取ります。



一般的な道具と“Apecs製品の違い”

① シャンプーの比較
多くのカーシャンプーは泡立ちと安全性を重視しており、日常洗車に広く使えます。
Apecsマイクロバブルカーシャンプーは、弱アルカリ性 × マイクロバブルを組み合わせ、油分を含む膜汚れを浮かせて、泡の弾ける力を利用してチリ埃を分解し、落としやすくする点が違いです。
結果としてこすらずに直線一方向で進めやすく、泡切れが良いため乾燥ムラを抑えやすいという仕上がりの安定性につながります。


② スポンジの比較
ブロック型や、曲面対応のスポンジは入手性に優れています。
しかし、Apecsスリット入りスポンジは、スリット構造で粒子の逃げ道を確保し、接触圧を分散します。
これにより直線一方向の洗いと組み合わせたときに、引きずり傷を構造的に抑制できます。


③ ボディタオルの比較
ふわふわ長毛のマイクロファイバーは通常のタオルに比べて吸水量に優れており、拭き上げに便利です。
Apecsマイクロファイバークロスは、毛羽が出にくい平織りと程よいコシを重視し、一拭きで伸ばさず回収できる扱いやすさを狙っています。
また、吸水性確保の為のちょうど良い毛足の長さを研究し、白モヤや拭き筋の再発を抑える仕上がりを再現できます。

 


Apecs製品が選ばれる理由

原因に合わせた“道具×手順”で失敗を未然に防ぎます


一般的な道具でも洗車はできますが、強風後の微粒子や油分まじりの汚れ、拭き筋の再発まで安定して防ぐには、原因に合わせた設計と運用が必要です。


Apecs製品は、そのセットを使うだけ。
弱アルカリ性マイクロバブル×スリットスポンジ×マイクロファイバークロスという組み合わせで、粒子を浮かせて逃がし、伸ばさずに回収する流れを標準化します。


この“道具と手順の型”を使うと、初めての方でも傷を作らず、ムラを残さず、短時間で仕上げられます。

 


失敗しやすい例と正しい直し方

円を描いて洗いました。
 → 直線一方向に切り替えます。スリット面が粒子の逃げ道になります。


泡が少なく、引っかかる感じがしました。
 → 微細泡を増やして摩擦を減らします。泡切れの良さも意識します。
   スリット入りスポンジと一緒に使用すると細やかな泡立ちになります。


すすぎを最後にまとめて行いました。
 → 面替えのたびに軽くすすぎます。
   スポンジの抱え込みを都度リセットします。


拭き上げで強くこすりました。
 → 高吸水クロスで押さえて回収し、最後に乾面ひと撫でで仕上げます。

 


よくある質問

Q. 中性ではなくても大丈夫ですか。
A. 弱アルカリ性の微細泡は油分を含む膜汚れに強く、泡切れが良いため乾燥ムラを抑えやすい特長があります。


Q. 強風後は洗車機を使ってもよいですか。
A. 砂が多い日は手洗いと予洗いが安全です。粒子を確実に流してから触れると安心です。


Q. 拭き上げ用のクロスは何枚が適切ですか。
A. 2枚を推奨します。拭き取り用と乾面仕上げ用を分けると再現性が上がります。


Q. スリットのないスポンジと何が違いますか。
A. スリットが粒子の逃げ道になり、面で抱え込みにくくなりますので、引きずり傷を抑制できます。

 


おすすめセット

浮かせる(弱アルカリ性マイクロバブル)逃がす(スリットスポンジの直線洗い)伸ばさず回収(平織りクロス)という一連の流れを、だれでも短時間で再現できるように設計しています。
傷対策と時短と仕上がりの再現性を同時に満たしますので、初めての方でも安心して仕上げられます。



ミニFAQ
 Q. コーティング車でも使えますか。
 A. はい、使えます。弱アルカリ性と泡切れにより、被膜に配慮しながら洗えます。

 


まとめ

強風と乾燥の季節は、粒子・摩擦・点圧の条件が重なり、傷が入りやすくなります。

たっぷり予洗い微細泡スリット直線洗い乾面ひと撫での順番を型にすると、いつでも安全にきれいに仕上がります。

洗車 傷対策 入門セットを使うと、原因に合わせた道具×手順をそのまま実践できます。

次の洗車から、まずは直線一方向に変えて実感してください。
すぐに仕上がりが変わります。