2025/10/31 19:00
はじめに|強風の翌日こそ、洗い方で仕上がりが変わります
強風の翌日にボディへびっしり付いた砂埃を見ると、すぐ洗車したくなりますよね。ここで勢いのまま乾拭きしたり、水だけでこすったりすると、細かなキズが増える原因になります。
本記事では、中性カーシャンプーとスリット入りスポンジを使い、摩擦を最小限に抑えながら砂埃を安全に落とす方法をご紹介します。
道具と順序の小さな工夫で、仕上がりは確実に安定します。
なぜ“強風後”はキズが入りやすいのか
強風は路面や空気中の微粒子を巻き上げ、塗装やモールの隙間、ガラス縁まで広く付着させます。乾いた砂粒は研磨剤のように働くため、乾拭きや泡なし洗車でこすると、粒子を引きずって細かな線キズが増えやすくなります。
まずは「砂を押し流す → 泡で包む → やさしく落とす」という順番が要点です。
強風後に避けたいNG行動
・乾拭きやダスターのみの拭き取り(砂粒を引きずり、線キズの原因)
・水だけでのこすり洗い(潤滑不足で摩擦増大)
・高圧洗浄だけで完了(粒子が残り、拭き取り時にキズ化)
正しい手順|中性シャンプー×スリットスポンジで“摩擦を管理”
■ 1)たっぷりの予洗い
ノズルは広角にし、上から下へ水量で砂を押し流します。
高圧を使う場合も、その後に水量での再すすぎを行います。
狙いは弾き飛ばすのではなく、押し流すことです。
■ 2)中性カーシャンプーで濃密泡を作る
濃密な泡は潤滑膜となり、砂粒を包み込みながら浮かせます。
中性ならコーティング車やゴム・樹脂にも安心です。
バケツの泡の中でスポンジを揉み、しっかり泡を含ませます。
中性カーシャンプー
■ 3)スリット入りスポンジで“やさしく直線”
スリット(溝)が砂の逃げ場を作り、塗装面との直接接触を減らします。
力を入れず、面を分けて直線的に洗います。数パネルごとにスポンジをすすぎ、再び泡を含ませます(2バケツ方式が理想)。
クロスカット“スリット入り”洗車スポンジ
■ 4)十分なすすぎ
浮いた汚れと泡を上から下へ丁寧に流します。
純水器があれば最後のすすぎを純水に切り替えると、水ジミが出にくくなります。
■ 5)拭き上げ
吸水性の高いクロスで、面を変えながらやさしく拭き上げます。
直射日光下は乾きが早く水ジミ化しやすいので、日陰や朝夕がおすすめです。
ボディ用マイクロファイバークロス
※ まとめて揃えるなら、中性シャンプー+スリットスポンジ+拭き上げ用ボディクロスの入門セットが便利です。
手洗い洗車入門セット
シーン別のコツ
・濃色車:円を描く動きはキズが目立ちやすくなります。直線的に軽いタッチで。・ミラー下やモール際:砂が溜まりやすい場所。先に流水で念入りに流してからスポンジを当てます。
・ホイール周り:ブレーキダストが混在。ボディとはスポンジやクロスを分け、交差汚染を防ぎます。
よくある質問(FAQ)
Q. 泡がすぐ消えてしまいます。A. スポンジをこまめにシャンプー液へ戻して泡を補給してください。表示どおりの濃度で作ると安定します。
Q. 高圧洗浄機だけでは不十分ですか。
A. 砂の一部は残る可能性があります。高圧後も水量での再すすぎと「泡 → スリットスポンジ」を組み合わせると安心です。
Q. コーティング施工車でも中性シャンプーで大丈夫ですか。
A. 中性タイプであれば基本的に問題ありません。潤滑性の高い泡が被膜をいたわりながら汚れを包み込みます。
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まとめ
強風の翌日は、砂埃による“摩擦の増加”をどう抑えるかがポイントです。たっぷりの予洗いで押し流し、中性シャンプーの濃密泡で潤滑を作り、スリット入りスポンジでやさしく直線的に洗えば、仕上がりは安定します。
小さな手順の見直しで、キズを増やさずに確実にキレイを取り戻せます。
次の強風後は、今日の手順で安心して洗車してください。



