2025/10/09 08:13
「タイヤワックスは塗ったらダメ」、そんな言葉を聞いたことはありませんか?
SNSや口コミでそう言われることがありますが、実は“すべてのタイヤワックスがダメ”な訳ではありません。
問題なのは『どんな成分のワックスを、どう使用するか』
ここを間違えてしまうとタイヤ表面の保護成分を奪ってしまい、ヒビや色あせの原因になってしまうこともあります。
でもご安心ください。正しいタイヤワックスを正しい手順で使用すれば、タイヤを傷めずに黒々とした自然なツヤを安全にキープすることができます。
今回の記事では、
- なぜ「塗ると劣化する」と言われるのか(誤解の理由)
- 水性タイヤワックスが安心と言える根拠
- 今日からできる正しい使い方と注意点
を、プロ目線でやさしく解説します。
最後に失敗しない製品選びもご紹介しますので、タイヤケアに迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ「タイヤワックスで劣化する」と言われるのか?
・石油系溶剤がタイヤを“乾燥”させてしまう
タイヤメーカーが注意喚起しているのは、石油系溶剤を含む製品です。
これは油分を溶かす力が強く、タイヤ内部に練り込まれている“保護成分(酸化防止剤・ワックス・可塑剤)”まで抜き取ってしまうことがあります。
結果、ゴムが硬化し、細かいヒビ割れや艶引けが起こる原因になります。
・タイヤは“自分で守る力”を持っている
実はタイヤにはアンチオゾナント(6PPD)という物質が配合されており、表面にじんわりと染み出すことで紫外線やオゾンからゴムを守る仕組みがあります。
ところが、強い溶剤を使うと、この保護膜を取り除いてしまい、劣化を早める結果になることがあります。
・原因は「溶剤」+「塗り方」
タイヤサイドは呼吸するようにわずかに揮発・吸湿を繰り返しています。
そこへ厚塗りの溶剤系ワックスを重ねると、通気性が悪くなり、ゴム内部の油分バランスを崩してしまいます。
つまり、“成分選び”と“塗布量”の両方が大切なポイントです。
正しいお手入れでタイヤを長持ちさせる
タイヤのお手入れでは、以下の3つの商品を使用していきます。
Step 1:タイヤを洗う
まずは、タイヤ専用クリーナーで古い汚れ・油膜・茶色い酸化膜を落とします。
古い汚れをしっかりと落とすことで、新しいタイヤワックスの密着度が上がります。
Step 2:薄く均一に塗る
塗布スポンジに水性ワックスを取り、タイヤ1本1本に薄く塗布します。
厚塗りはムラやベタつきの原因になるので、薄く塗り広げることがポイントです。
Step 3:乾燥・艶調整
しっかり乾かすことで、美しく自然な艶感に仕上がります。
その自然な艶感はカーディーラーでも納車時に使用される程の美しさがあります。
アペックスの「水性タイヤワックス」が選ばれる理由
・石油系溶剤フリー
ゴムの保護成分を奪わず、タイヤに優しい処方。
・自然で深みのあるツヤ
ギラつかず、上品で“プロ施工のような仕上がり”。
・ベタつかないから汚れにくい
走行中のホコリ付着を抑え、長期間クリーンを維持。
・安全設計
ホワイトレターや樹脂パーツにも使用可能。
また、万一、塗装面やホイールに付着した場合も、パーツに悪影響を及ぼさぬよう設計。コーティング専門店ならではの視点で、安心安全な設計となっています。
💬 施工者のコメント
「強すぎる溶剤で保護成分を奪わず、長く黒さを保つ。水性タイプは、タイヤを守りながら美しく見せる“理想のバランス”です。」
まとめ:タイヤの“黒さ”と“寿命”は使用するタイヤワックスで変わる
- 「塗ると劣化」は溶剤系製品の話。
- 水性ワックスなら保護+美観を両立できる。
- 使い方次第で、タイヤの黒さと柔軟性を長くキープできる。
ここまで読んでいただいた方へ
最後までご覧いただき、ありがとうございました。タイヤの劣化原因と正しいタイヤワックスの選び方を知ることで、今後のお手入れは何倍も簡単になるはずです。
最後に改めて、タイヤ劣化を軽減し、皆さんのタイヤの美しさを守る、おすすめの洗車用品をご紹介させていただきます。
- アペックス 水性タイヤワックス
▶ ナチュラルな艶感と安心の素材で、タイヤの美しさを長くキープ。
- アペックス 弱アルカリ性マイクロバブルカーシャンプー
▶ 水性ワックスの密着性を高め、茶色い汚れも安全に除去。
過度な洗浄力ではないため、タイヤに負担をかけることはありません。
あなたの愛車のタイヤを長く美しく保つために、まずは“水性タイヤワックス”から始めてみませんか?