2025/10/03 07:32
雨に濡れた後の愛車を見ていると、ポツポツと汚れを含んだ水玉模様が出来ていて、「今すぐにでも洗いたい」「でも、洗う時間はないし、どうすれば・・・」
そう悩んだ経験はありませんか?
今回の記事では、雨に濡れた後の正しい対象法について、徹底解説します。
雨に濡れた車を放置するとどうなる?
車が雨に濡れたまま乾くと、雨水やボディに付着していた砂埃と合わさり、水シミやイオンデポジットの原因になります。
また、花粉飛散シーズンは花粉の中に含まれるペクチンが雨水によって塗装に溶け出し、花粉シミというシミになってしまいます。
雨水に含まれる汚れや不純物
- 大気中のホコリや排気ガス
- 花粉や黄砂
- 酸性雨の成分
これらがボディに付着し、乾くと白い斑点が残ります。特に乾燥している時の雨は、空気中の汚れや不純物を多く含んでいるため、ボディが汚れやすく、洗車傷やワイパー傷などが発生しやすくなってしまいます。汚れている雨は注意が必要です。
雨上がりにやってはいけないNG行動
「それなら、すぐに水道水で流せばいいのでは?」と思う方も多いですが、これは逆効果。
水道水がシミの原因になる理由
- 水道水にはカルシウム・マグネシウムなどのミネラルが含まれている
- それらの成分が乾燥すると白い跡=水シミに変化
- 雨水+水道水のダブルダメージで、かえってシミが悪化することも
水道水を使用する場合は、かけたままではなく、必ず拭き取りをしましょう。
そして、拭き取りをする際には拭き傷が入らないように注意をしましょう。
雨で濡れた後の車の正しい対処法
雨上がりの車は、すすぐだけではなく、次のように洗車をしてあげるのがおすすめです。
Step1:たっぷりの流水で予洗い
雨水で濡れている場合も、ボディに元々付着していた汚れが滞留していたり、雨水に空気中の汚れが含まれているため、そのまま洗車をしてしまうと洗車傷の原因となってしまいます。
まずは、表面の付着物をしっかりとすすぐイメージで、たっぷりの流水を使用し、予洗いをしましょう。
Step2:シャンプーの泡で優しく洗車
水洗いだけでも洗車をすることは可能ですが、洗車時はシャンプーの使用がおすすめです。
シャンプーを使用することにより、ボディと触れた際の摩擦が軽減。汚れの除去をしやすくなるだけではなく、洗車傷を減らすことができます。
Step3:しっかりとすすぐ
洗車後はたっぷりの流水を使用し、すすぎましょう。
泡残りが原因でシミができてしまうこともあるため、ドア開口部やトランク開口部など、細部まで水で流してあげましょう。
Step4::吸水性に優れるクロスで拭きあげ
すすぎが終わった後は、ボディに付着する水を拭き取りましょう。
水道水がシミの原因になる理由にも記載をしたように、拭き上げをせずに自然乾燥をさせてしまうと、シミとなり、ボディに付着をしてしまいます。
拭き上げをする際のポイントは、吸水性と柔らかさに優れるクロスを使用すること。
吸水性が良いこと素早く拭き上げることができます。また、柔らかいため、ボディに入る拭き傷の軽減をすることもできます。
Step5簡易コーティング剤で次回の汚れに備える
どんなに綺麗に洗車をしても、雨が降ると汚れの付着を避けることはできません。
しかし、簡易コーティング剤などで仕上げを行なっておくことで、次回以降の汚れ落ちが良くなり、塗装面を保護することもできます。
もちろん、簡易コーティング剤でも使用することにより、艶感が増した仕上がりとなりますので、美観を楽しむ意味でも、ぜひ使用してください。
それでも雨水を水で流したいという方には・・・
“純水”がおすすめです
純水で流すメリット
美観維持
シミやウォータースポットを防ぎ、塗装やコーティングの寿命を延ばせます。
時短効果
純水は拭き上げがほぼ不要。忙しい方でも簡単にケア可能。
初心者でも安心
ホースを繋ぐだけで使える純水器なら、誰でも簡単に実践できます。
まとめ|雨上がりは“洗車”と“純水ケア”で差がつく!
- 雨水放置 → シミ・イオンデポジットの原因
- 水道水で流す → 逆効果でシミが増える
- 洗車を行う→シミもできずボディが綺麗になる
- 純水で流す → 跡が残らず美観維持