2024/05/16 20:33

3月〜5月にかけて飛散をする、花粉。

4月中旬の飛散量のピークを過ぎても、クルマ好きな方にとっては厄介な"あの"ダメージがボディに残り続けています。

 


 

 本日は花粉の飛散が落ち着いてもなお、ご相談をいただくことの多い、『花粉シミの除去方法』をテーマにお話をさせていただきます!

 

 飛散のピークが過ぎたからといって、油断をしてはいけませんよ!

 

◾️花粉の飛散

 車のボディに付着が目立ち始めるのが、ヒノキやスギ花粉の本格飛散が始まる、3月〜5月。

 スギ・ヒノキ花粉の飛散は前年の夏の気象条件との関係が深いと言われており、高温小雨且つ、日照時間の多かった翌年は花粉の飛散が多くなると言われております。

 洗車をした直後でも、外に駐車をしておくと、あっという間に花粉が積もってしまうのも、春先ならではな光景ですね。

 





◾️ボディの大敵・花粉シミとは

 花粉シミは車の塗装面に水滴の跡が固着してしまい、洗車だけでは取れないシミとなってしまうことです。

 また、コンパウンドなどの研磨剤を使用しても、除去をすることの難しい、厄介なシミです。

 花粉シミの原因は、花粉が雨などの水分に触れることにより、花粉の粒子が破壊され、ペクチンと言われる強アルカリ物質が出ることです。

 一般的にはジャムの成分としても知られているペクチンですが、洗車好きな皆さんからすると、厄介なイメージが強いかも知れません。

 


 

◾️花粉シミ除去の秘訣は塗装面を温めること⁉︎

 

 花粉シミは塗装面が70度以上に温まることで、原因物質のペクチンが分解され、簡単にシミを消すことが出来ます。

 『熱湯をかける』『ヒートガンで温める』など、さまざまな方法で温めることもできますが、最も確実かつ安全に除去する方法は『車の天日干し』です。

 

太陽が顔出し、気温が25度を超えてくると、塗装面の温度は70度以上になります。

ボディカラーにより異なりますが、約1時間を経過すると、花粉シミは自然と消えてしまいます。

 


 

・こんなところには注意!

・淡色車は濃色車に比べ、熱吸収が悪く、塗装面の温度が上がりにくいので、ご注意ください。

・鉄板のパネルに比べ、バンパー部分などの樹脂パーツは熱を持ちにくく、花粉シミが残りやすいです。

 


 

◾️油断大敵‼︎気温が上がっても消えないことが

 花粉の本格飛散が終了してもなお、ボディに花粉シミが残っていることや、温めても消えないことがあります。

 花粉の飛散終了後にご納車されたお車でも、ボディに花粉シミが付着しているケースや、時には温めただけでは消えない侵食しているケースなども珍しくはありません。

 花粉シミはボディをただ温めれば良い訳ではなく、塗装面に付着している花粉の成分を除去しなくては消えません。

 では、花粉の成分を落とす方法とは?

 

◾️花粉成分の落とし方

 水洗いだけでは洗い落とすことが難しい花粉の成分。

 花粉除去に効果的なシャンプーは、弱アルカリ性「マイクロバブルカーシャンプー」です。




使用方法は至って簡単。
バケツにカーシャンプーを適量(5リットルの水に対して40l)入れ、水道の水圧で水を噴射し、かき混ぜるように十分に泡立て、ご使用ください。

 



泡立ての仕上げとして、スリット入りスポンジをバケツの中でモミモミと揉み込むことで、よりきめ細やかな泡を作ることが出来ます。

マイクロバブルカーシャンプーの特徴は大きく分けて3

 



洗浄力の高さ
 弱アルカリ性の本製品は塗装表面の油汚れやホイールに付着した泥汚れ・ブレーキダストなどの固着しやすい汚れも除去が可能です。
 抜群な洗浄力は市販品では落とすことが難しい、花粉汚れも簡単に洗い落とすことができます。


摩擦力を軽減する為の特殊成分配合
 塗装表面を滑らかすることで摩擦力を軽減し、洗車中のキズのリスクを軽減します。

 花粉だけではなく、黄砂も飛散しているこの季節には、ピッタリなカーシャンプーです。

 


 

 日本各地で「花粉の少ないスギ・ヒノキの品種」の実用化が行われており、近い将来、花粉に悩まされない春が訪れるかも知れません

 そんな近い将来を迎えるまでは、みなさんの洗車で花粉から愛車を守りましょう!