2024/04/26 08:03

 



 年間を通し、日本列島に飛来している"黄砂"

2月頃から徐々に増加傾向になり、3月から5月にピークを迎えます。

ピークを迎える期間は、小雨などが降ると思わずうなだれてしまう程の汚れ方になりますね。



 

 




黄砂とは

黄砂の発生源は中国大陸内部のタクラカン砂漠、ゴビ砂漠などの乾燥地域と言われています。

風の影響を受けた微細な粒子が数千メートルの高度にまで舞い上がり、偏西風に乗って日本に飛来します。

風の影響、恐ろしいですね……

 



参照:環境省

 

黄砂の危険性

黄砂は花粉症に似たアレルギー症状もあり、人体への悪影響があります。

人体への影響も気になるところではありますが、クルマ好きな方が気になることは、ボディへの影響ではないでしょうか?

 

黄砂は硬い石を主成分としていることから、同時期に飛散をしている花粉よりもザラつきがあり、洗い方を誤ってしまうと、ボディに無数の線キズが付いてしまいます。

また、水に濡れた黄砂は粘土のように粘り気が出て、埃よりも落としにくい特徴があります。

 



 

黄砂付着時の正しい洗車方法

黄砂を落とす際の洗車でオススメな洗車グッズは以下の3つ。

・高圧洗浄機(またはたっぷりの流水)

・モコモコ泡を作ることのできるカーシャンプー

・柔らかい洗車スポンジ

 

通常、埃が乗っているぐらいの洗車であれば、水洗いの洗車でも問題はありません。

しかし、黄砂が付着している場合は黄砂を引きずって付いてしまう、洗車キズを防ぐことも大切なポイントとなります。

 

Step1たっぷりの流水を使用した予洗い

シャンプー洗車をする前には、たっぷりの流水を使用し、予洗いをしましょう。

高圧洗浄機の水圧やシャワーの流水で埃や黄砂を洗い落とすことで、ボディを撫でる際に付くキズを減らすことができます。

また、予洗いする際は上から下、手前から奥へと、一歩方向で洗い流すことで、汚れがボディに残ってしまうことを防げます。

 

また、高圧洗浄機は水量は少なく、強い水圧で洗うことに長けていますが、隙間から流れ出た汚れがボディに残ってしまうことがあります。

高圧洗浄機で予洗いを行った場合は、最後にシャワーなどで全体を流すことで、隙間から出てきた汚れをしっかりと流し切ることができます。

ぜひ、意識してみてください!

 




Step2柔らかい洗車スポンジとモコモコ泡のカーシャンプー

念入りな予洗いをした後も油断は大敵です。

黄砂は水洗いだけでは落とし切ることができず、ボディにザラつきが残ってしまいます。

普段は「クロスを使用し洗っている」、「水洗いで洗車をしている」、そんな方にも使用をしていただきたいのが、洗車スポンジとカーシャンプーです。


カーシャンプーには、水洗いだけでは落とすことのできない、高い洗浄力があります。

また、カーシャンプーの泡が塗装表面の摩擦を軽減し、洗車キズを減らすことできます。


モコモコ泡のカーシャンプーを活かすパートナーは洗車スポンジです。

保水性の高い洗車スポンジを使用し、撫でるように洗うことで、シャンプーの泡で汚れを浮かしながら、ボディを洗うことができます。




   

ボディに触れる限り、洗車キズが付着する可能性はあります。

しかし、正しい洗車方法と少しの工夫で、洗車キズを大幅に減らすことができます。

 

毎年訪れる厄介な黄砂から、大切な愛車を守りましょう!