2023/12/07 23:35

洗車を始めようと思ったとき、「どの洗車スポンジを使えば良いんだろう?」と、悩んだ経験はありませんか?


「とりあえず1番人気のスポンジを選んでみよう」

「違いはよく分からないから、お手頃な価格の洗車スポンジにしてみよう」

「カーシャンプー付属の洗車スポンジで良いかな」

「実際に使ってみたら、思っていた洗い心地と違うけど何が良いか分からない!」


大切なお車を洗車する時に直接ボディに触れるからこそ重要な洗車スポンジ選び

クルマを輝かせることのプロでもある、カーコーティング専門店の私たちが、お客様から多くのご質問をいただく『洗車スポンジ』それぞれの特徴と選び方を忖度なしにご紹介します! 




■ スポンジ素材別の特徴

[1] ウレタン

洗車スポンジの中でも最も使用されている素材がウレタン素材。

泡立ちの良さと耐久性に優れた、人気の高い素材です。

また、ウレタンスポンジの中にも"硬さ"があり、その硬さはスポンジの密度により異なってきます。

密度高く、硬めなもの。密度が低く、柔らかめのもの。ご自身の好みの硬さ選ぶことも一つの楽しさかも知れません。


[2] セルロース

吸水性・保水性が高いことが特徴の素材です。

繊維が細かいため、水につけるとスポンジ表面が柔らかくなり、塗装面に洗車キズがつきにくいメリットもあります。


[3] PVA(ポリビニルアルコール)

PVA(ポリビニルアルコール)という合成樹脂でできたスポンジです。

吸水性ドライタオルなどに使用されることもある素材なので、乾燥時は硬さがありますが、水に濡らした時の質感は全くの別物に。

ウェット状態になると柔軟性・弾力性に優れ、塗装面にキズをつけにくい特徴があります。


[4] ムートン

とても柔らかく、泡立ちが非常に良いのが特徴となっています。無理に力を入れて洗車すると、すぐに劣化してしまいます。

値段も決して安くはありませんので、あくまでもボディのホコリを軽く落とすソフト洗い用として使用すると良いでしょう。

 


■ 洗車スポンジ形状別の良いところ・悪いところ





洗車スポンジのさまざまな素材をご紹介させていただきました。

洗車スポンジの選ぶポイントとして、もう一つの大切なポイントが『洗車スポンジの形状』

クルマのボディラインは平面が多い車種から、流線的なボディラインが特徴的な車種など、洗車スポンジの形状によっては、隅々までスポンジが当たらないこともしばしば。

複雑な形状のバンパー部分やバイザーの隙間、サイドミラー周りなども洗える形状がおすすめとなります。


[1] グローブタイプ

・特徴

主にムートン素材が使用されることの多い、グローブタイプ。

特徴はなんと言っても、洗いやすさ。

手にはめて使用するため、まるでダンスをするかのよう洗うことができます。

効率よく洗うことができます。

・注意点

フワフワとした見た目ではありますが、繊維自体は硬く、力を入れて洗車を行ってしまうと、洗車キズ(細かな線キズ)がついてしまいます。

また、ボディの隙間に毛が絡みやすい点もあり、旧車などのデリケートな車種の場合はパーツの損傷に繋がる可能性もあるので、要注意。

洗車の際には毛の中に砂など、洗車キズのが絡んでいないかを、こまめに確認もしましょう。





[2] 凹凸型洗車スポンジ 

・特徴

カー用品店で目にすることの多い、凹凸型洗車スポンジ。

特徴はなんといっても、洗車スポンジの"凹凸"でしょう。

レクサス車のスピンドルグリルを始め、マツダ車のファイブポイントグリル、アルファード・ヴェルファイアのような迫力のあるグリルなど、思わず"グリルレス"EV車が羨ましくなるような複雑なグリルにも、凹凸が入ることで洗車が行えます。

・注意点

凹凸に負荷が掛かり、洗車キズになることも。

複雑な形状にも追従することが特徴な凹凸型洗車スポンジですが、凹凸に負荷が集中することで、平面スポンジよりもキズが入ることが多いと言われています。

洗車する際には、奥の汚れを取ろうと必死にならず、優しく優しく、洗車をしてください。


[3] スリット入りスポンジ

・特徴

洗車キズの主な原因となる

1.ボディ洗浄時に発生する摩擦によるキズ

2.洗車中にほこりやチリなどの微細な汚れを引っ張ってしまう

3.スポンジに力を加えすぎてしまう

を解消したスポンジです。





他の洗車スポンジを使用した場合、スポンジと塗装の間にホコリやチリなどの、目には見えない微細な汚れが入り込み、引きずったようなキズがついてしまいます。

スリット入り洗車スポンジは両面に異形スリットが入っているため、洗車キズの原因となるホコリやチリなどの汚れをスリット溝の内側が抱え込み、洗車キズを大幅に減らします。


また、高級ポリウレタンフォームはあえて着色をせず、白い素材のまま加工をしました。

スポンジに砂や汚れが付着した際もすぐ分かるため、「いつの間にか砂を引きずっていた!」という、誰もが一度は経験したことのある悲しい出来事も避けられます。


・注意点

付着物がすぐに分かるように着色をしていないため、紫外線によって、素材が黄ばむことがあります。

黄ばんだ後も性能に問題はありませんが、気になる方は定期的にスポンジを交換していただくことがオススメです。

古くなった洗車スポンジは半分に切り、ホイールなどの洗浄に使うこともオススメです。






■ 最後に

インターネットで洗車スポンジを検索すると、多種多様な洗車スポンジが何十種類と出てきます。

"人気が高いから"と選ぶのではなく、素材や形状にこだることで、洗車がより楽しく、愛車がさらに綺麗になります。


コーティング施工車・非施工車に限らず、洗車時の細かな傷や洗い残しを極限まで防ぐ、プロの現場でも使われている洗車スポンジを選ぶならこちら

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