2023/09/19 22:23
雨上がりのボディの付き物『水垢』
今回は水垢の原因と"正しい除去方法"をご紹介します。
車の水垢には大きく分けて水性、油性の2種類があります。
汚れの原因や成分はそれぞれ異なり、どちらの水垢かを見極め、適切な落とし方をすることで、誰でも簡単に除去ができます。
水垢の原因とは?
そもそも、水垢とはなんなのか?水性と油性ではなにが違うのか?
それぞれの水垢ができる原因には、主に以下の理由があげられます
水性水垢
・大気中のホコリやチリなどがボディに付着、蓄積し、雨と共に流れる時に発生。
・ボディに付着した雨水が乾燥する際、チリやホコリの成分のみがボディに残り、乾燥し、水垢に。
・雨水や水道水のミネラル分が乾燥し、水垢の原因になることも。
※通称:イオンデポジットとも言います。
油性水垢
・目には見えない場所に使用されている、潤滑剤として使われる油(通称:グリース)が雨水と共に流れ出し、黒い筋の油性水垢の原因に。
・ワックスやコーティング剤などが雨で溶け、油性水垢の原因になることも。
※グリースは粘度が高く摩擦の軽減や、サビ防止としての役割を持ちます。
国産車に比べても、輸入車(特にMINI)には多く使用されており、サイドミラーや、ドアパネル付近の下には、黒い筋状の跡になることが多いです。
水垢は最初から頑固な汚れなのか?
全ての水垢が頑固に固着するわけではありません。
どちらのタイプの水垢もカーシャンプーで簡単に落とすことができるため、「雨が降った次の日には、すぐに洗車をする」といった、こまめに洗車をしている方には、固着の心配が少ないものでもあります。
しかし、どうしても洗車をする期間が空いてしまい、水垢が固着してしまうことも……
固着をした水垢には
まずはカーシャンプーを使用し、洗車をしましょう。
また、カーシャンプーを選ぶ際には、研磨剤が含まれていないシャンプーを選ぶことが、ボディの洗車キズを防ぐポイントにもなります。
シャンプー後も水垢が残ってしまう場合は……
固着をした水垢をゴシゴシと擦って落とすことは絶対NGな行為。
固着した水垢には、水垢除去効果があるクリーナーなどを使用し、優しく除去をしましょう。
クリーナーを水垢に馴染ませるように使用することで、塗装を痛めることなく、簡単に除去ができます。
水垢の性質を理解し、ワンランク上のキレイを持つ愛車にしましょう。